対話の会を背後から支えているものの考え方はプロセスワーク(またはプロセス志向心理学)と仮説実験的認識論とです。

 

プロセスワークとは?

ヒトは、長い宇宙の歴史からみたらまだ赤ん坊ではないでしょうか?
どんな風に意見の違う人や嫌いな人と対話をしたら良いのかもしりません。
プロセスワークは、人を自由にする道具である心理学です。自分の中にある弱さや強さ、変えられるところと変えられないところを知り、それを他者も同じであるとわかっていきます。
意見や立ち位置の違う人が話しあう機会をつくり、お互いに尊重し学びあう方法であり、”大きな声”も”小さな声”も大切にし、からだ、こころ、社会、とつながりながら、それぞれの違いを自覚しながらも共存していく体験です。

仮説実験的認識論とは?

人は誰もがその人独自の物の見方、考え方で生きています。その中には先入観、偏見もあります。大事なのは事に当たるとき、意識的に予想や仮説を立てて、行動、実践、実験で確かめることです。それによって真理をつかんでいきます。これが「科学的認識」というものです。これは同時に「社会的認識」でなければなりません。それは独りよがりでなく、みんなに支持されるものである必要があるからです。その中でこそ真の民主主義が育っていきます。